再び東京から豊島へ・新幹線を使う
一ヶ月半、自宅を空けていたが、特に問題はなかった。
冷蔵庫は空にし、アルコール除菌しておいたお陰でカビ害などもなく。
強烈な日差しが差し込むトイレの窓には、外側から簾、内側にはビニールカーテン(熱対策用にレースカーテンと窓ガラスの間に吊るすタイプ。ホームセンターで購入)をしておいた。こちらも役立った。
ピアノは多少の狂いはあるだろうが、私の鈍っている耳には聞き取れない。
我ながら、良い音のするピアノだ。
少し衣料や楽譜を豊島に持って行くべく、準備をした。
一時帰京ーー。
危惧していたような、人混みや混雑をうっとおしく感じることもなく、東京にもすぐ馴染めた。
ただ、今の自分の所在が曖昧な状態でああるからこそ錯覚を起こしていた。
「豊島での日々は実は、うたた寝なぞしていた束の間の夢ではなかろうか」と。
意識朦朧としたまま、時間に追われ、自宅を出る。
▲品川から山陽新幹線に乗る。
のぞみで約三時間。そう思うと、岡山も遠くはない。
▲もうすぐ岡山駅。
岡山駅は賑わっている。
なんだかまだ品川の延長のよう。
▲▼この電車のシビれるところは、アラーキーの作品で染まっている他に…
座席の背面を自分で変えられる点!
茶色の手すりを持って、上に持ち上げた後横スライド。ヨイショッ!ガシャン!
宇野駅に着いたら、目の前の宇野港から小豆島フェリーで豊島へ。
行き先の違う船もあるので、間違えないように。
▼四国汽船の直島行き(左)と高松行き(右奥)
これらの左側に小豆島フェリーは停まる。
▲フェリーの甲板から
19:00を過ぎ、あたりは真っ暗だ。
▼本日のルートのおさらい。
緑茶を飲んで、ホッとため息が出るような感覚がここ豊島にはある。
土の匂いや虫の声を感じてホッと、落ち着く。