atelier omamagoto

written by natsume murao

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土庄へ買い出しツアー

雨降りの休日。食材のストックもなくなってきたので、買い物へ。
目指すは小豆島・土庄。
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▲小豆島フェリー  マーレ豊島に乗る。
乗船券¥750
 
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▲▼家浦港を出港。
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▲▼可愛いらしい船内。白とペールブルーのツートンカラーの天井。
カラフルな水族館のようなシート。
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▲唐櫃港を経由して、土庄港へ向かう。
唐櫃港までは約10分。すぐに出港して、さらに15分程で土庄港に着く。
(旅客船の場合。便によってはフェリーだが、2倍の所要時間となる。)
 
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▲▼土庄港に着いたら、町営バスに乗る。案内表示が液晶パネルでハイテク!
初めて見た。
整理券を取り、降車駅でバス賃を支払うシステム。
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▲三つ目の停留所で下車。バス賃¥170
 
▼ここはショッピングセンター、オリーブタウン!
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▲帰えりのバスもチェック。
 
小豆島の建造物は面白い。
豊島の人口が約1000人に対し、同じ土庄町でありながら小豆島の人口は3万人超。
 
色々なライフスタイルの島民がいるのだろう。
 
許可を得ていないので、写真こそ掲載できないが、
三軒分の長屋を切り離して独立させたり、一部だけ西洋風に改装している建物など。または瓦屋根を残しつつ壁はトタンにしていたり。風害に遭ったのだろうか。
 
油屋さんの大きなお屋敷は離れもあり立派だ。
これまた瓦屋根と西洋風の横木の壁でできた講堂のようなスペースが併設されていた。
 
以前、神戸の異人館で聞いた話だが、
文明開化の頃、西洋風の建築様式を輸入した際に、屋根だけは費用と技術の問題で西洋方式を採用できず、日本古来の瓦屋根を採用したそうだ。
屋根と壁がちぐはぐな、絶妙な感覚の見応えがあるわけ。
 
 
豊島はある意味で、ヨーロッパ的な街並みを持つ。
歴史のある一点で、一斉に時間が止まってしまったような様相だ。
黒い焼き板の壁と瓦屋根、各地域独特の壁。
そして深い深い森に守られている。
 
大きな企業を受け入れて来なかったことが、昔ながらの自然環境を守ることになったと言われている。
 
瀬戸内の島々の中でも、大企業を受け入れて来た島がある。
直島や小豆島がそうだ。
 
小豆島は動的に変化をせざるを得なかったのだろう。
そして自ら楽しんできたのだろう。
 
人の暮らし方の変移的歴史を感じられる、貴重な場所である。
 
 
 
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▲土庄港フェリー待合にあるポスター。瀬戸芸祭の公式ポスターの他、各地域オリジナルのデザインがある。
小豆島は小豆島町、土庄町があり、豊島は後者に属している。
 
▼芸祭秋会期の公式ポスター。
このオレンジ色は何の色なのか、答えを知るのが楽しみ。
 
3シーズン(春会期)のシルバーは、海の色であった。夏会期の青は、空の色だ、と島暮らしを通じて感じた。
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▲土庄港から豊島へ帰えるところ。フェリーの中から。波が高く、山の上半分が霞んでいる。
 
まだまだ嵐が続きそう。